はじめまして。
カウンセリング&セラピー「天香(てんか)」の渡部 潤(わたなべ じゅん)です。
1969年生まれ。みずがめ座。大阪出身。
今、活動していること
心理カウンセラー(日本メンタルヘルス協会卒業)
内観研修サポーター(歴16年)
心と脳の断捨離セラピー(リリーブセラピー)
寺子屋風こどもの学び場(歴15年)
大阪府内 市のこころ(家族問題)の談話会(月1回)
好きなこと:料理・あみもの・野菜作り・体を動かすこと・しあわせになること実践・健康やからだのこと

こどものころ
小学校は4回転校をし、中学校も知らない学校へ入学。
学んだことは、「自分を消す」「周囲に合わせる」「目立たない」。
そうでもしないと学校生活を安全に乗り切ることが出来ないと思っていました。
習い事は週5回。休みたいと言うと家から放り出される(昭和です)。ところが、「習い事を続けたい」と言うと『女の子が極めたって仕方がない』という理由で辞めさせられる。母親に意見をすると、10倍返しのヒステリック攻撃に合う。勝手な親だと思っていました。
子供時代の私は、家でも外でも、心が「自由」でなかった。「自分らしさ」をどこかにしまい込んでいた。そのうちに、そう振舞うことが「苦痛」ではなく、それが「わたし」になっていました。
そうやって大人になった私ですが、不思議なことに、「自由で、たくさん遊んだ」と記憶しているのでした。
大人になってから・・・
自動車会社に就職をしますが、自分の人生を生きている実感が持てず、沖縄に移住する。
住み慣れた町と家族から離れ、このときに初めて「自由」を実感する。
ダイビングインストラクターとなり、充実した毎日を送る。
結婚してから
26歳で結婚。2児の娘の母となる。
「飲む・打つ・買う」の3冠王の夫と6年で離婚、シングルマザーとなる。
相手が一方的に悪いわけじゃありません。そういう相手を選んでいた私、相手にそのような行動を促す言葉や態度をとっていた私がいました。この頃の私は、「我慢できることが良いこと」。「貧乏くじを引いた方が成長できる」そんな考えをどこかに持っていました。すると、そんな私の思考に忠実に、ピッタリなことが次から次へと起こります。泥棒に入られる、親の会社が倒産、親の保証債務を背負うことになる、人が信じられなくなる、体調不良…。見事に、自分の「思考のまま」の人生を経験することになります。
記述式内観との出会い
その後、運送業で生計を立てる傍ら、「手に職を」と考え、整体・アロママッサージ・気功、などを習いながら、「心と体は切り離せない」ことを学んでいきます。
そして、「記述式内観」に出会い、人生は変えられる!ということを実感します。
子育ての難しさにつまずく
2011年に学習塾をはじめました。きっかけは、塾に通っていない近所の子どもたちが、勉強するために我が家に集まるようになってきたからです。私はせっせと教材のコピーおばさんになっていました。一緒に図書館にいったり、実際に教科書に出る街に行ってみたり、私も、一から数学や英語を学びなおしたり…そんな毎日が楽しくなりました。「子どもたちと一緒に過ごしたい」。
そして、運送業を辞め、塾業に転業。
どんなに心静かに努めても、心を乱すことがまだまだ起こります。子供達は思春期真っ只中。シングルマザーの子育ての難しさを感じたのはこの頃でした。
地球のどこかに、お母さんしかいない国があったらな~。
周りのお友達には、「お父さんがいるのに」、「ひとり親で不憫だ」。
そう思うと、そのようになっていくものだということを、当時の私はまだ、わかっていませんでした。
我が子には、「人と比べない」「自分は自分でいい」そう育てたいと思っていました。友達がせっかくできても、すぐに学校を変わらなくてはいけなかった私が、他人に合わせることに気を注いで過ごしてきたからです。
けれども、貫き通せない迷いが常にありました。自分と違う生き方を我が子にさせていくことへの不安。私が出来なかった「新しい生き方」を進ませる勇気は、なかなか覚悟がいるものでした。
そして、我が子の育て方や、選択肢を決めるような大事な時に、自分一人が背負う責任感とプレッシャーは半端ではありませんでした。シングルマザーの方は、そんな思いを経験されているのではないでしょうか。
がん宣告
そんな頃、ガン宣告を受けることになります。子宮全摘出と診断されました。リンパも摘出です。私は、長年学んでいたあらゆる自然療法を再び取り入れ、自分にできることを片っ端から実践してみました。
「病は、神様からの手紙」― 当時、忙しさに埋もれていた毎日と、忙しくすることで「悲しみ」を紛らわせて生きてきた自分に、しっかりと向き合う覚悟を決めました。
すると、がん細胞が消えるという経験をすることになります。自然のチカラ、偉大さを思い知り、「心と身体」の調和がとても重要であることを身に染みて実感した出来事でした。
それぞれの門出
やがて娘たちが成人し、それぞれが伴侶に恵まれました。そして私自身も再婚しました。
現在、80~90歳のユニークな両親4人をサポートしながら、無農薬野菜を栽培し、野菜主にした料理、味噌、梅干し、畑のごちそう作りなどを楽しむ毎日。農家cafe を計画中です。
学習塾では、小さな子供たちの大切な成長の時間や、親御さんの気持ちを、共に見ています。
二度と戻れない子ども時代をどう生きるか、親はどのようにかかわっていけばよいのか?
大切に思うものは、みんな違います。そしてそれは「愛」という名のもとに行われます。
デコボコ道を歩いてきた私に、出来ることがあるんじゃないか? 当時の「生き方のゆがみ」が、今なら少しは、わかります。そんな経験と、「誰かの勇気になれるならば」という思いの火は消えることなく、心と体のことを学ぶことがやっぱり好きで、「記述式内観」や心理カウンセラーとして活動中です。