脳と心の断捨離カウンセリング「天香」の わたなべ じゅんです。
6月29日、この日が何の日であるのかを知らずに、友人たちと、奈良県に山登りに出かけた。
体力に余裕があったので、御手洗渓谷(みたらいけいこく)へと寄り道をした。
下山してから、また天河弁財天さんにみんなでお参りに行った。

「え~~~~~~~!! すごい人の数?! なんで~~~~~~」
大阪万博なみの行列だった。
それもそのはず、その日は、巳年の己巳の日(つちのとみのひ)&一粒万倍日が重なるトリプル開運日と呼ばれる日だった。
この日には、滝に行ったり、弁財天様にお参りするとラッキーなことがあるらしく、何も知らずに滝に行き、弁財天さんにお参りに行った時点で、自分たちはラッキーだと思った、めでたい私たちだった。この日に撮影した写真には、いくつもの光の筋が映っていたり、なんだか本当に恵まれた気持ちになった。



次の日になって、それぞれが、小さなことではあったけれども、「こんな良いことがあったよ!」の報告合戦が始まった。
疎遠だった人から連絡がきた。チケットをもらった。夕飯をごちそうになった…など、些細なことでも、報告し合い、「ラッキーご利益探し」をはじめていた。
この日に買ったお守りの鈴の音ですら、何か特別な音に聞こえてしまう。鈴の音だけで幸せな気持ちに包まれるという、完全におめでたいヤツ達になっていた。

この「ラッキーご利益探し」
実は、幸せの「感謝神経」を磨く、素晴らしい事なのではないかと思いはじめた。
日常の何気ない小さな幸せ。いつもなら人に言うこともないくらいのちっちゃな喜び。
その小さな幸せの芽を、のがさず、見失わず、拾い上げて、「ラッキーだったな~」って思うこと。感じること。これってどんどん幸せを引き寄せるにちがいない。
一粒万倍日→一粒がどんどん膨らんで、万倍の幸せになる!
そんな私たちだって、それぞれに悩むことだってある。けれども「きっと大丈夫!」
実は、一人はその日、クーラーが壊れてしまったらしい。この暑さの中では大変なことだ。
もう一人は、テレビがつかなくなったらしい。
大金が入る前やラッキーなことが起こる前には、電化製品が壊れると聞いたことがある。
なにも壊れていない私は、この二人がうらやましく思えてしまうほど、完全にラッキー伝説を信じてしまっている。

そもそも、朝に目が覚めることも、幸せなことなのだろう。
外へ外へと「求める」ことよりも、内側に目を向けて「探す」ことの方が、幸せの近道であることは、間違いない。
あれから一週間が経とうとしている。
ラッキー探しはまだ止まらない。さすがに友人同士での報告はおさまったが、単純細胞の私は、家の壁にさえ「ありがとう」とさすっているありさまだ。他人が見たら怪しい行動に違いない。
いつまでこの薬(ご利益)が続くかはわからないけれど、この感覚は忘れないでいたいと思う。
次の「己巳の日のトリプル開運日は8月28日らしい。
運が良くても、心が開いていなければ、気がつかない幸せがたくさんあると改めて思った。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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