脳と心の断捨離カウンセリング「天香」の わたなべ じゅんです。
シングルマザーで子育てをしていた。ということが理由ではないが、生活にゆとりがあったわけではなかった。
自分で言うのは何だけれど、仕事は真面目だったと思うし、楽しみの一つでもあったので、なんとか生活はできていた。
ただ、気に入ったものを買えるかどうか?というと、本当に欲しいものを選ぶよりも、コスパで選んだり、安い方を選んだりする。泣く泣く選ぶというよりかは、安い方を選ぶのが宿命で、本当に気に入った物を選ぶことを諦めていたところがあった。

ところがある時、「本当にほしいもの」を物質的にも、精神的にも「選んでもいい」という選択肢を持っても良いことに気づいた。
「お金」がないから、我慢することが当たり前。
ではなく、
「幸せになる」許可を自分自身が与えていないから、「お金」にも縁がない? のかもしれない。と思うようになった。
時々、言われる言葉があった。
「あんたは、顔も性格も悪くないのにね。悪いのは『運』やね。」
顔や性格がいいわけではないが、それくらい運が良くないと言われていたわけだ。
そんな類のことを別の人にも数回言われると、そう思わざるをえない。
まてよ。もしかしたら、「運」は変えられるんじゃないか?
ある時そう思い、今日まで色々とトライしてきた。
トライの結果は、「変えられた!」と思っているが、何が変わったのかというと、結局のところ、「私が幸せになる」ということを心から信じる自分に変われたことかもしれない。
そんなこんなで、ここ数年は、街で見つけた素敵なものを買ったり、欲しい家具を値段で諦めずに、買える金額が貯まるまで貯金をして買うようにしたり、気に入った洋服が手が出ないほど高額だったら、手編みや手縫いで好きなデザインに近いものをハンドメイドしたりするようになった。
買えない→買えるまでのストーリーを考える→作れないかを考える
「諦め」→「楽しむ」思考に変化したのだと思う。

数年たった今、お気に入りに囲まれた生活になっていることに満足している。
ところが…
新たな落とし穴に最近気がついた。
あと数か月で3歳になる男の子の孫の存在によるものだった。
2歳まではおとなしい子だと思っていたが、だんだんと活発になってきて、色んなものを「壊す」「破る」「ぐちゃぐちゃにする」「汚す」…

女の子しか育てたことがない私。孫も女の子しか見てきていない私に、初男子の存在は、衝撃ばかりだ!
今までだって、男の子の出入りはあったし、塾を運営しているので男の子と触れ合う機会は、他人に比べて少ないわけでもないと思う。けれども、本気で「コラー!!」と言ってしまう。もちろん、何故ダメなのかを説明したり、優しく理由を教えた後にだが、幼児の孫には「そんなの関係ない」という感じだ。
一昔前には他人の子にでも「コラー!!」とならなかったことでも、今は孫に「コラー!!」となる。
何故だろうと考えてみた。
恥ずかしながら、単純に、「お気に入りのもの」を破壊されることがイヤだからだ。
「これは、あーちゃんの大事だから壊さないでね」と、優しく「Iメッセージ」を伝えたところで、相手はまだ宇宙人だ。破壊されたくないものを守るために、全力で戦い守るしかない!
ただ、お気に入りに包まれながら、心がどケチにならないように気を付けようと思う。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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