トイレいたずら対策 AIに絵を描いてもらう

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脳と心の断捨離カウンセリング「天香」の わたなべ じゅんです。

カウンセリングと共に運営している学習塾がある。主に小学生を対象としている。
時々、困ったことが起こる。
トイレのいたずらである。
誰がいたずらをしたのか目星がついたとしても、疑いをかけて問いただすわけにはいかない。

以前、借りていた店舗では、お隣が中高生対象の学習塾で、トイレが共同だった。受験前になると、トイレが荒れていた。ほうきで蛍光灯を割る子がいたり、水洗トイレに物を詰めるいたずらもあった。水を出しっぱなしにする子もいたりで、近隣への賠償問題に発展する大騒ぎになったこともある。
子供もストレスがいっぱいなようだ。

私は、トイレと壁の落書きは、子どもの心のバロメーターだと、その頃から思うようになった。
なので、いかにすれば落書きをしなくなるのか、トイレにいたずらをしなくなるのかをずっと考えてきた。

しばらく経って、隣の塾長が変わった。塾長が変わったからなのか、強いストレスを背負った生徒さんが卒業していったのかはわからないが、いたずらの程度は、自教室も含めて、かわいいものに変化した。
貸店舗だったが、トイレを清潔で、見通しのいい空間に作り替えさせていただきたいと、家主さんに交渉をし、DIYの許可を得た。
当時のトイレは、死角になるような扉が無駄に多くつけられていて、水の出ない小さな台所も撤去されずに置きっぱなしになっていた。壁を大きくくりぬいて風が通るようにし、トイレの扉が外から見えるようにした。
それから数年が経過してだが、当時は和式だったトイレを、家主さんが洋式トイレに改装してくださった。近頃は、和式トイレを見たことがない子もいるので、これは色々と助かった。
そんな効果もあってか、落書きも、悪質ないたずらもお目にかかることもなく治まっていた。

ところが、数年ぶりにまた、トイレのいたずらと格闘することになった。
壁紙を米粒大くらいだが、穴をあける子が出てきた。
おそらく、1人がそれを始めると、その穴を拡大していく子も現れる。
穴を開けられては埋める、破られては貼りなおす…の作業が続いた。
範囲はいつも豆粒ほどか、切手よりも小さい範囲だが、見過ごすわけにはいかない。
以前は、居酒屋さんのマネをして、「いつもトイレを綺麗に使ってくれて、ありがとう」などの張り紙をしたことがあるのだが、小学生にこの声が響くかと考えると微妙だ。


そこで一度、AIに描いてもらおうと、頼んでみた。

”こどもによるトイレのいたずら対策をしたいので、いたずらをしたら怖いと思うような絵を描いてください”と、頼んでみた。

だいぶ怖い。
これでは誰もトイレに行けなくなってしまいそうだ。

”もう少し身近な動物のようなものに変えてください”とお願いをした。

雰囲気は出てきたが、今度はかわいい感じがするので
”宇宙人風にしてみてください” 「いつもみているよ」とコメントをつけることもお願いした。

おもしろいけれど、逆に話題になってしまい、トイレに行く子が続出してしまいそうだ。
もう少し緊張感が欲しいので、”威厳のある動物風に…”


AIは、見事だ!すごい!
調子に乗って、色々と注文をつけて遊んでしまいそうになるので、これくらいにしておこう。
さて、これでいたずらが治まるだろうか…

結局、マジックを持って描いてみた。


これを置いて1か月が経つ。
今のところは、いたずらがない。子供は目新しいものが好きだ。
神社のお守りと一緒にしてはバチアタリだが、ご利益は、よくもって半年ほどだろうと思う。
次に描く絵の構想も決まっている。
穴埋め競争のイタチごっこを続けるよりかは、次の絵を考える方が楽しい。

ただのいたずら心なら、壁紙の1枚や2枚は安いもんだ。腹が立たないというと嘘になるけど、見つかったらどうなるかや、一緒に修理をさせたりすることで子どもが成長ができると思えば、折り合いがつく。
けれども、イジイジとしたストレスの発散であれば、話は別である。
そんなものは、壁を壊したところで、大きな穴を開けたところで現実は何も変わらないからだ。
この場合は、壁紙の補修ではなく、ご家庭を交えての心の補修が必要になると思っている。
補修作業は地道で時間がかかる場合があるが、ずっとずっと忍耐強く、諦めずに伴走する覚悟が必要だと思う。
前述で、「いたずらをした子の目星がつく」と書いたが、素直な子どもは、いたずらを実行する前と後に、私の視線を気にしている。だから嫌でも気づいてしまうのである。
まだかわいいうちに対処する必要があると思う。

いたずらを経て、子どもたちは成長してくれたらいい。けれどもそれが好奇心から発動したものなのか、ストレスから発動したものなのかで、見逃してはいけない場合があると思う。
大きな穴が開いてしまってからの心のケアは難しい。大人に向けての、小さな発信が必ずあるはずだ。
小さなメッセージを見逃さないよう、もう一つの目でありたいと思う〈キラッ☆)

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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