祝福

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脳と心の断捨離カウンセリング「天香」の、わたなべ じゅんです。

私の住む町でも入学式があった。
桜の蕾が膨らみ、花はまだかと言うように、この日を待ちに待って迎えられた親御さんも多いことでしょう。
心より「おめでとうございます」

さて「おめでとう」という言葉。
元は、「お芽出度う」らしい。

「芽」がでる=「門出」において使われるお祝いのことばだそう。
やはり、「よかったね~」という空気感がある。

見上げれば、青い空を背景に桜が咲きはじめている。
ここ大阪であっても、まだ寒い。もう少し蕾のままでいたいところだけれど、「入学式」に間に合うようにと、頑張って咲こうとしてくれているようにも見える桜。
卒園したての子どもの心の中と、どこか似ているようにも思える。

最近、中学を卒業する際に、親が我が子に、花束を渡すことがあると聞いた。
「ここまで育ってくれて、ありがとう」という気持ちを込めてだそうだ。

気持ちはとてもわかる。無事にこの歳まで成長してくれたことは、奇跡に近いほどありがたいことである。
昭和のその時代、「だれが、お前をここまで育てたと思ってるんやー」などという言葉が飛び交っていたうちも少なからずあった。
それを思うと時代は随分変わったものだと思う。


そういえば…

この時期になるとTVでも話題に取り上げられる、退職代行の「モームリ」さん。
聞くところによると、入社初日でもう依頼があるらしい。
あと数年もすれば、小学校版「モームリ」さんが現れてもおかしくない時代が来るんじゃないかと思う。

幸せになる道は1つじゃない。
その道を信じて歩くことも悪くない。
親が考える「道」と子供が考える「道」は、しばしば異なることがあるものだ。


話が変わるが、畑の空きスペースに植えられたパンジー
本当は、各色ごとに分けたいという思いで植えられたらしい。けれども花が咲くまでは、何色の花なのかわからない。結果、ちょっとだけはずれたみたいだ。


それはそれで、おもしろい。花が咲くまで、楽しませてもらった。

なんだ「紫色」だったか~。

その思いも嘘じゃない。
植えた者と咲いた者の、描いた「色」は違うかもしれない。そんな両者を祝福したい。

「お芽出度う」

あなたは、あなた。それでいい。
「道」は「未知」であるから、おもしろい。
「芽」を出したばかりの「いのち」が歩む道を、静かに照らし続ける「親」は、楽なことばかりではない。けれども、咲いた「花」がどんな色であっても「おめでとう」と、自分と我が子に、こころの花束を贈りたいものだと思う。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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