脳と心の断捨離カウンセリング「天香」のわたなべ じゅんです。
ゴルフをする人なら、まずはスコアが「100」を切ることを目標にする人が、一般的に多いと思う。
そしてこの「100」を切るというハードルが、そう簡単ではないと感じたのは、私だけではないと思う。
体を動かすことは好きなので、今まで他にもスポーツはやってきたけれど、ゴルフだけは、なかなか思うようにいかない。
多くのスポーツは、練習をすれば、それなりに上達をするものだと思っているけれども、ゴルフだけは、練習すればするほど下手になったと感じたり、上達した実感が得れたと思ったら、急にスランプに陥ってしまったり、難しいスポーツだと思っている。
そこで、以前、武術の先生から学んだ「氣」の使い方を、ヒントにしてみよう。
ティーグラウンドに立つと、これからプレイする壮大な景色が目に入ってくる。

美しく整備された景色とは裏腹に、コースには沢山の罠がある。
足元の傾斜、池や谷、目の錯覚で真っすぐなものが斜めに見えたり、バンカー、グリーンの芝の長さや芽の生える方向などで、おもしろ難しいトラップが沢山仕掛けられている。
広い広い所にボールを打つのに、「あのバンカー(砂の穴)にだけは入れないでおこう!」と決めて打つと、不思議なもので、バンカーに吸い寄せられるように入ってしまう。こんなに場所が広いのに、何故あえてそこに入る?という疑問は、ゴルフをする多くの方が経験されているのではないだろうか。

プロゴルファーの試合を見ていても、技術もさることながら、メンタルの要素が影響してくるスポーツだと、とても感じる。
素人とは桁違いに上手い選手が競っているが、技術だけが勝利を決めているようには見えない。
様々な要素を駆使した結果が、勝利へと繋がっていくのだろう。
プロの世界はさておいて、
プレイしているときの、自分が「意識」を向けている方向 を振り返ってみよう。

うまくいかないときは、「意識」が内側に向いていることに気づく。
「上手く打たなくちゃ」「曲がったらどうしよう」「後ろの人が見ている」「迷惑をかけたらどうしよう」… そんなとき意識は、内側(自分)に向いている。

一方、上手くいくときや、ゴルフの上手な人は、「意識」が外側に向いている。

「バンカーに入らないためには、ここに打つ」と強い信念を持ち、決めて打つ。
「曲がってはいけない大事な一打だから、万が一曲がったとしてもあそこを狙えば、危険は回避できる」と計画したことを実行する。
後ろの人がせっついて来ようと、じろじろ見られているように感じようと、そんなことは全く気にしない。
「迷惑をかける」などという発想はないというか、少し違う。
ラウンドで最善のプレイが出来るよう、そのための練習を日頃やっているからだ。
正しく「恐れて」、正しく準備をしている。
大事な場面において、「意識」を向ける方向をコントロールすることが出来れば、最高のパフォーマンスが発揮できるはずだ。
これは、どんなスポーツでも、ここぞという場面においても、ほぼ共通するのではないかと思う。
もちろんそのための準備は不可欠だけど、正しく恐れて、正しく準備する。
そして、自分を信じることが大事だ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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